小高い丘の上に建つチャム塔は祠堂の1棟。
ベトナム語でトォクロォクは『カンボジアの塔』の意味である。
この遺跡に辿り着くのは意外と厄介だ。丘の斜面には草木に混ざり、4〜5cmの立派な刺を持ったサボテンが所構わず自生している場所だった。
炎天下の中、曲がりくねった急勾配の丘を登って行けば、想像以上に体力を消耗する。やっと辿り着き、滴る汗を拭いながら水分補給のペットボトルを取り出しゴクリ…!
生温かいホットな飲み物に変化していた。
今は訪れる人もいないのだろう、丘の上にひっそりと佇んでいる。
遠くにカィンティエン塔を眺めることができる。
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