気品漂うチャム塔は祠堂の1棟。
ベトナム語では『仙女/天使の翼』と呼ばれている。
遺跡の周辺は広大な耕作地に取り囲まれている。しかし、この地を訪れた時には近辺の村人にすれ違うことも無く、田畑で作業している姿も見かける事は無かった。一帯は平穏な静けさに包まれていた。
屋蓋の四隅に張り出した装飾用の壁柱には、砂岩を用いた翼のような形状をしたマカラ(水を操る力を持つ怪魚)の装飾が施されている。
この南部地方の乾季は12月から4月頃までを指す。当時のチャムの人々は豊作を願い降雨を祈願したのだろうか…。
遠くにトォクロォク塔を望むことができる。 |